★2013年11月17日 共通テーマ『家電』について
共通テーマ『家電』ということで、暖房について書こうと思う。
他のテキストサイトさんを拝見すると、既にテーマとは関係なく暖房について書かれているところも結構あったけど気にしないことにする。
自分は北海道に住んでいる。
生まれも育ちも北海道だ。道外に住んだことはない。
「北海道人はこたつを使わない」ということをきいたことはあるだろうか?
これは都市伝説ではなく、マジでこたつのある家が少ないのである。
実家はもちろん、おじいちゃんおばあちゃんの家にも無い。
小学生の頃、友達の家に遊びに行ったことはまあ何度かあるが、こたつがある家というのは見たことが無かったと思う。
SEX MACHINEGUNSが『みかんのうた』という曲の中で
「こたつにみかんが無い家は
日本の心を失くしてる」
と歌っているが、そもそも家にみかんを置くこたつが無い。
日本の心の有無を論ずる前に、そもそも大前提のアイテムが無い。
北海道は北海道国という独立国であり日本国とは別であると考えるならまた別だが。(北海道人は「北海道は本州と一線を画している」と思っているので、たまにこういうことを言ったりする)
全然関係ないけど、自分はなんちゃってデスボイス(あんまり綺麗じゃない)が出せるので、カラオケでみかんのうたが入るとサビの「みかんみかんみかん!」の部分だけマイクを渡される。
全然関係ないけど。
北海道の基本暖房は、ストーブである。
多分、石油ストーブが多いんじゃあないだろうか。
(石油代がバカにならないので、北海道に転勤すると「暖房手当」みたいなのが出る職場もあるらしい)
ストーブの力をもってして、家中を暖める。
なのでこたつに入っていなくてもそこそこ暖かい。
2013年度上半期に話題になった、朝の連続テレビ小説『あまちゃん』には、『ストーブさん』という登場人物が出てきた。
『ストーブさん』というのはアダ名で、本名を足立ヒロシという。演じているのは小池徹平である。
主人公の天野アキちゃんの親友、足立ユイちゃんのお兄さんだ。
ストーブさんは、大学を卒業し東京のホテルに就職。しかし内向的な性格のため、職が合わずに2ヶ月で辞職。実家に帰ってきてニートをしているというキャラクターだった。
ちなみに登場時の年齢は23歳。
偶然ながら自分も放送開始当時は23歳だ。なんかもうこの時点で他人とは思えない人物である。
なぜヒロシくんのあだ名が『ストーブさん』なのか。
それはずっとストーブの前にいるからである。
ニートのストーブさんは、やることが無い。家にいる時はいつも、ストーブの前にいる。
夏だからストーブなんて点いていないのに、ストーブの前に座って携帯をいじっている。
だから『ストーブさん』だ。
(因みにヒロシくんのお母さんが「ストーブ仕舞うの面倒くさくって、一年中出しっぱなしなの」みたいなことを言うシーンがある。自分はそれを見て「ストーブってシーズン終わったらしまっちゃうもんなのか」と驚いた)
ストーブさんは物語の途中で脱ニートして、地元の観光協会で働くことになる。
しかし観光協会の事務所にいるシーンでも、やっぱりストーブさんはストーブの前にいたりする。
自分もストーブの前にいるのが好きである。
家にいる時は冬は勿論、夏でも点いていないストーブの前が定位置だ。
高校の時も昼休みにはストーブの前でごはんを食べていた。
もう完全に『ストーブさん』じゃん、自分。
ストーブさんは小池徹平だから、顔は似ても似つかないけど。
北海道は、冬のアイスの消費量が日本で一番多いそうだ。
年間を通すと他の都府県に劣るのだが、冬に限定すれば何故か北海道が一位に躍り出るらしい。
ストーブのお陰で家の中は割りと暖かい。
風呂上がりに半袖でストーブの前に立ってアイス食ったりする。
それが北海道人だ。
冬に、こたつでみかんを食べるのが日本の心なら。
ストーブの前でアイスを食べるのが北海道の心なのだ。
こたつでみかん食ってる日本人達よ。
もし家にストーブとかヒーターとかがあるんだったら。
ちょっと暖房の前に行って、アイス食べてみませんか。
ところでそんなこたつとは無縁の人生を送ってきた自分だが、実は一昨年、生まれて初めてこたつに入った。
バイト先の人の家にあったのだ。こたつが。
伝説のこたつが。
「やっべーお前んちこたつあんのかよ! やっべー!!」とテンションが上がり
家に押しかけ
最高にハイな状態でこたつにIN!!
訪れる至福の時!
家主と二人して完全にこたつむり状態!!!
こたつやべえwwww
<共通テーマ> -2013/11/17/日/17:00-