一番星の下で約束した日さんがなんと当サイトの名前を出して下さっていた。
ひぃ!Σ(・ω・ノ)ノ 驚喜ってこういう時に使うんやな。
こちらのサイトさんは様々なテーマでテキストを書かれていらっしゃるけども、個人的に中でも目を引くのは音楽グループに関する記事です。
その中にはL'Arc-en-Cielについて書かれているものもあります。
そんなわけなので真似させて頂いて、自分も大好きなラルクについて書こうと思います。
L'Arc-en-Cielに関する一番古い記憶は、小学生の時。
朝ごはんをもそもそ食べながら朝の情報番組を見ていたら、「今、ギャップがブーム!」みたいな特集をやっていた。
今でこそ「ギャップに萌える」というのは定着したものの、当時はまだ新しい概念だったようだ。
その中で例として出ていたのがL'Arc-en-Cielだった。
「明るい曲で暗い歌詞を歌う」「だからL'Arc-en-Cielが流行っている」そんな内容だったと思う。
後々にこの時に流れていた曲が『Driver's high』であることがわかった。
次は中学生の時。
兄が沢山CDやら音楽データやらもっていて、ちょっと音楽に興味が出てきた自分は、こっそり聴いてみたのだ。
その中にはL'Arc-en-Cielの曲もあった。
ところがこの時の自分はまだラルクの良さには気付けなかった。
兄の持っているのは、全部似たような曲だったのだ。
『風にきえないで』『Lies and Truth』『賽は投げられた』『Caress of Venus』全部爽やか系ポップソングだ。
今聴くとどれも良い曲だけど、まあ同じ系統の曲ばっかりだったので、あまりハマらなかった。自分アホだな。
そして中学二年の冬。
Mステーションを見ていると、L'Arc-en-Cielが出ていた。
そこで演奏していたのが『READY STEADY GO』
なんだこれ! 良い曲だな!
レンタルショップに行き、さっそくアルバム『SMILE』を借りてきた。
そして『READY STEADY GO』を再生する。
多分リピート再生で30回は連続して聴いた。
もちろんアルバムも通して聴いた。
SMILEを返却しに行って、代わりにラルクの歴代アルバムを掻っ攫い。
CDショップを回ってCDを掻き集めた。
そしてシングル『HEAVEN'S DRIVE』……のカップリングだった『metropolis 〜android goes to sleep mix〜』を聴いた。
この曲を聴いた時、(当時厨二病だったこともあって)この人達天才だな! とおもった。
こうしてL'Arc-en-Cielにドハマリした。
ラルクファンを自称する自分だが、実は殆どyukihiro加入以降しか聴いていなかったりする。
ロック系のみならずテクノやインダストリアルをルーツに持ち、ドラムと言うよりパーカッションの域である音を出すyukihiroの存在によって、音楽性の幅が広がったのは大きいと思う。
なによりこの頃になるとL'Arc-en-Cielもすっかり大手人気バンドになっていて、好き勝手やってる感が良い。
yukihiro厨です。
「ラルクのアーティスト写真を見た時にyukihiroの髪型を見てだいたいどれくらいの時期に撮られたものか当てる」ということができるくらいにはyukihiro厨です。
L'Arc-en-Cielはコミュニケーションツールとしても有用だ。
上は50代から下は10代まで、そのファンの年齢層は幅広い。
40歳を越える人が「インディーズ時代のラルクのライブに行ったことあるよ」と言えば
30代半ばの人が「昔ラルクのコピーバンドやってた」と教えてくれて
20後半の人には好きなアルバムを言ったら握手を求められたこともある。
10代の人に「ちょっと昔のラルク」についてドヤ顔で語れたりする。
「好きなバンドはL'Arc-en-Ciel」と答えれば、リア充相手にも安心だ。
みんな知ってるからカラオケでも安定だ。
偉大である。
個人的に好きな曲は
カラオケで歌うととても気持ち良い『いばらの涙』。好きな曲は? と聴かれたら迷わずこれを挙げる。
上に挙げた『metropolis 〜android goes to sleep mix〜』。これを先に聴いてしまったせいで原曲が未だに聴けない。罪深いyukihiroさんであること。
味わい深い曲としては『a swell in the sun』も捨てがたい。こういうわけわからんひたすら暗い曲は大好物だ。
シングル曲限定なら『Spirit Dreams Inside』。跳ね回るドラムが面白い。因みに発売日が自分の誕生日だ。
『夏の憂鬱 [time to say good-bye]』も名曲だ。これについては後述。
アルバムだったら『ray』が一番好きかな。
彼らは季節の表現が上手いと思う。
そもそも、やはり「季節や天気をテーマに歌った曲」というのは日本が特に多いように思えるし、表現の幅も広い。
みんなあの手この手を使って様々な季節や天気を音楽に落とし込み歌にしている。
これは現代においても日本の歌の魅力の一つであると思う。
まあここらへんは別の機会にするとして。
その中でもL'Arc-en-Cielは突出して季節の表現が素晴らしいと思う。
真夏でも真冬でもない微妙な季節感を見事に表現しているのだ。
例えば先に挙げた『夏の憂鬱 [time to say good-bye]』は最初は夏であるが、曲が終わる頃にはすっかり秋である。
夢中になって聴いていれば「いつ秋に変わったの!?」と驚く。
ぱっと転調するわけでもなく、夏から秋に、ちょっとずつ変化の兆しが見え始めて、いつの間にか夏の要素はすっかり無くなっていく、その移り変わりの表現が見事だと思う。
『Snow Drop』と『winter fall』はどちらも同じ冬と雪をテーマにした曲だが、比較して聴くととても興味深い。
『Snow Drop』は雪に日光が反射して、虹色に輝いている。普通、冬に雪が積もれば、一面真っ白、もしくは銀色だ。
この白い雪の中に淡いカラフルな光が混ざっているのは、3月から4月の、まだ雪は沢山残っているけどちょっとずつ草花も見え始めている、そんな時期を彷彿とさせる。
一方で『winter fall』は冬の始めのイメージに聞こえる。
今よりちょっと後の11月末から12月始めくらい、雪も降るけどまだそんなに積もってなくて、雪なんだか雨なんだかよくわからない天気。そんな感じだ。
(まあ冬のイメージは北海道人の自分と関西人((ドラムだけ関東人))のラルクという違いも大きいだろうが、それは彼らが情景を明確に音楽で表現しきっているということだ)
この繊細な季節感のイメージはなかなかラルク以外では味わえない。
最後にヘヴィメタル好きとして、メタルとラルクについてちょこっと。
ラルクはメタル世代である。
以前西川貴教が司会をやっている音楽番組に出た時に、西川くんと「(影響を受けた音楽について)僕らの時代はヘビメタだったよね」と語っていた。
実際、ラルクの曲の中にはヘヴィメタルの構造を使っているものもある。
『自由への招待』『GOOD LUCK MY WAY』なんかがわかりやすい。メロのギターリフはちょっとテンポが遅いだけで完全にメタルのそれだ。
どうもメタル聴かない人にはここらへんがピンと来ないらしく、「ラルクはメタルだ」と言ってもなかなかわかってくれない。
今度こそ最後。
『L'Arc-en-Ciel』か『L'Arc〜en〜Ciel』か『L'Arc~en~Ciel』か。
困るのはラルクあるある。
父がCDTVの歴代ヒット曲特集みたいなので順番に出てくるラルクの名前を見て、「あ、ふにゃふにゃ変わった」と面白がっていることがあった。
メディアプレーヤーに入れるときも自動だと表記が変わるのでその度に修正しなきゃいけなかったりして。
ここらへんはちょっとユーザーに優しくないラルクアンシエルさん達である。